東京・荻窪の不妊・逆子専門 メープル鍼灸治療院

不妊と鍼灸治療

鍼灸治療には、卵巣や子宮の環境を整え、質の良い卵の育成を促すことで妊娠しやすい体ができ、妊娠率の向上が期待されると考えられています。妊娠後も、お腹の中の赤ちゃんとお母さん両方の状態を良好に保ち、安産へと導くことに効果があると言われています。

血流の改善

卵巣も卵も子宮も、その栄養源はすべて血流からです。卵子がストックされ、成長する場所である卵巣、そして、受精卵が着床し、赤ちゃんが育つ子宮は、すべて血液に乗って運ばれる酸素や栄養分の供給で支えられています。そのため疲労や冷え、ストレスなどで血のめぐりが悪いと、卵子や子宮の状況は、その悪い影響をダイレクトに受けることになります。

鍼灸治療は、体の細部にわたって血流を促進し、さらには疲労の回復を早めることで、卵巣や子宮、さらには女性ホルモンの分泌の司令塔である脳の活性化を促し、質の良い卵子の育成や卵子が着床しやすい子宮の環境を整える効果が期待できます。昨今よく言われている、卵子の老化の抑止にも効果があると考えられています。

ホルモンバランスの改善

生殖機能をコントロールしているのは、数種類のホルモンと互いのバランスです。これらのバランスを整えることは、妊娠・出産へのカギとなります。

女性の生殖機能は、複数のホルモンの増減と分泌のタイミングによってコントロールされています。これらのホルモンの複雑な連鎖が、すべて完璧に機能することで、女性は初めて妊娠・出産に至ることが可能になります。ただし、このホルモンのバランスは非常に緻密で複雑なだけに、崩れやすくもあります。

鍼灸治療で、ホルモンバランスを整え、維持しましょう。ホルモンバランスによく効くツボも存在します。

自律神経の調整

ホルモンの活性化も含め、卵巣や子宮の機能を支配しているのは自律神経です。人間の感情や体の機能は、交感神経と副交感神経のバランスによってコントロールされています。鍼灸治療は、この相対する2つの神経のバランスを調整することを得意としています。特に、鍼灸治療によって、副交感神経が優位に立つことが実証されています。

副交感神経が優位になると、卵巣や子宮をはじめとする内臓の働きが活発になります。また、血管が拡張し、血流も良くなります。自律神経の調整は、ホルモンバランスの改善、ならびに精神的な安定にもつながります。

免疫機能の活性化

免疫が下がり、風邪や病気になりやすい体では、赤ちゃんを授かる可能性も低くなってしまいます。また、着床障害についても、その原因の1つとして免疫因子が指摘されており、鍼灸治療の免疫寛容効果を指摘する専門家の発表もあります。

鍼灸治療は、免疫を高め、病気にかかりにくい体を作るのに効果があります。

リラクゼーション

ストレスは血流を妨げ、内臓の働きを低下させます。ストレス緩和も妊娠への大事な近道です。

鍼灸治療を受けると体が温まり、リラックス神経と言われる副交感神経が優位になり、血流が良くなります。その結果、心身共にリラックスした状態になり、これまで塞いでいた気持ちが少し楽になったり、悲観的になっていた治療に、また少し前向きに取り組む力が湧いてきたりするはずです。

※WHO(世界保健機構)は、鍼灸治療の適応疾患として不妊症を認定しています。欧米の何人もの専門家(医師)も、不妊への鍼治療の効用を科学的根拠に基づき研究・発表しています。