東京・荻窪の不妊・逆子専門 メープル鍼灸治療院

施術内容&料金

産後ケア鍼灸

産後は、生活のリズムが激変し、不慣れな育児に加え、毎日の授乳で寝不足が続く結果、妊娠中や妊娠前にはなかったような、さまざまな体の不調に悩まれるお母さんがたくさんいらっしゃいます。そんなトラブルにも鍼灸は非常に効果を発揮します。また、妊娠中同様、授乳中は、摂取できるお薬が制限されているため、お薬の代わりに、副作用のない鍼灸を生活の一部に取り入れてみてはいかがでしょうか。

育児は、楽しい反面、わからないことや不安も多く、孤独にもなりがちです。2人の子育て真っ最中の院長自らが、あなたのお話に耳を傾けるとともに、子育てのご相談にも乗ります。体のつらい部分を治療してもらいながら、気持ちも楽になっていただければ幸いです。

具体例として、以下のようなトラブルに対応致します。

  • 尿もれ

    出産後、尿もれに悩まれる女性が多くいらっしゃいます。膀胱を始めとする骨盤内臓器(子宮、腟、膀胱、尿道、直腸)を、骨盤底という筋肉、靭帯、結合組織がハンモックのようにつながって支えています。この骨盤底が、妊娠中の子宮の重さや、出産に伴う強い圧力で、強く引き伸ばされたりはがれたりすることがあります。また、膀胱の働きを調整する神経にも大きな影響が及ぶ結果、産後、尿もれを始めとする排尿に関する様々なトラブルが起こりやすくなります。

    このような神経の誤作動も、その神経の走行を意識した鍼灸治療を施すことで、かなりの改善がみられるようになります。

  • 乳汁分泌不全

    母乳で育てたいと思っているのに、母乳が出ないのは本当につらいことです。私自身、今でこそ母乳で育てないといけないという考えの持ち主ではないですが、お産直後は、母乳で育てなければいけないと考えていたため、母乳の出が悪く本当につらい思いをしました。そのため、母乳が出にくい方のお気持ちは手に取るようにわかります。

    現代医学において、母乳が出ないのは、
    (1) 疲労や精神的不安定などからくる全身的要因
    (2) 乳腺の未発達などの局所的要因
    (3) ホルモン的要因
    などが考えられています。東洋医学的には、長時間の分娩や出産時の出血などの極度の体力消耗による気と血の不足、あるいは産後のさまざまなストレスからの気の滞りなどが理由と考えられています。

    当院では、現代医学と東洋医学両方の観点から、患者様の体を診察し、最適な治療を施します。母乳の分泌を促すのによく効くツボ(特効穴)も存在します。

  • 子宮脱

    子宮脱とは、子宮が腟の中に垂れ下がった状態です。子宮脱が起きると、腰や尾骨の辺りに痛みが生じることがあります。子宮全体が脱出すると、歩行時に痛みを感じるようになることがあります。まれにですが、お産の結果、この子宮脱になる方がいらっしゃいます。

    このような症状の方には、集中的に、かつ適切な場所に灸を施すと、著効する例がみられます。このような症状でお悩みの方は、ぜひご相談ください。

  • 腱鞘炎

    赤ちゃんの抱っこ、入浴、授乳など、慣れない育児で腱鞘炎にかかる方が本当に多くみられます。私自身も出産後1ヶ月もしないうちから右手の腱鞘炎に悩まされました。手首が痛いと、本当に何もできず、赤ちゃんが泣いていても抱き上げることができず、お母さん自身がつらい気持ちになりがちです。

    「腱鞘」とは、筋肉の腱の動きを滑らかにするためのトンネル(鞘)のことで、腱を摩擦から守っているものです。これにより手首の動きが滑らかになっています。しかし、抱っこなどによって、手首の使用頻度や手首にかかる力が急激に増える結果、炎症を起こしたのが腱鞘炎です。

    腱鞘炎がある方には、長母子外転筋や短母子伸筋などの緊張があれば、その緊張の緩和を図り、痛みのある周囲に灸をすることで痛みの軽減を図ります。

  • 首肩こり、腰痛

    抱っこやオムツ替え、数時間置きに続く授乳、入浴など、赤ちゃんのお世話は、首、肩、腰を酷使する動作の連続です。しかも、これまでに経験したこともないような不自然な姿勢が多いことも特徴的です。

    こりや痛みを我慢しながらの子育ては、必要以上の苦痛を伴います。少しでも楽しく、笑顔で育児ができるようにするためにも痛みやこりの解消に努めましょう。何度も定期的に来るのが難しい方でも、一度の治療でかなり改善がみられますし、必要に応じて自宅でのお灸の仕方(最近は火を使わないお灸もあります)もご指導致します。

  • 頭痛

    産後の頭痛の原因はさまざまです。慣れない姿勢からくる首肩こりで、頭への血の流れが滞り、頭痛に悩まれる方が多くいます。また、授乳の結果、体の中の水分が不足し、体内の循環が滞り、頭痛になる方もいらっしゃいます。慣れない育児で緊張状態が続き、血管が細くなる結果、頭痛を発症される方もいらっしゃいます。頭痛がひどいと吐き気まで生じる方も少なくありません。

    いずれのパターンの頭痛にも、鍼灸治療は効果があります。丁寧に問診をし、お体の状態を拝見した上で、頭痛の局所治療のみならず、適切な全身調整を行い、体調全体を回復させる施術を行います。

当院では、上記にあげた特定の症状でお悩みの方に対して、その症状、あるいは局所のみの治療をすることはありません。むしろ、体全体を整える治療も合わせて行います。そして、治療後は痛い部位だけでなく、体全体が楽になったと実感していただけると思います。局所治療のみを行っても、治療の効果が長続きするとは考えていないからです。

慣れない育児で奮闘しているお母さんは、体のさまざまなところに不調を感じているものです。例えば、腱鞘炎が1番の悩みの方も、ほとんどの方が首肩こりや腰痛もお持ちです。また、寝不足がたたって、全体的に体と心の両面でかなりのストレスが溜まってもいます。これらの不調を改善しなければ、その場で腱鞘炎だけ対処しても、すぐに痛みが戻ってきてしまうのです。

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